総合問題3の事例
次の事例を読んで、問題120から問題122までについて答えなさい。
〔事 例〕
Aさん(42歳、男性)は、知的障害がある。父親(72歳)と二人暮らしをしている。半年前、Aさんに血便がみられたため病院を受診したところ、大腸がん(colorectal cancer)と診断され、S状結腸ストーマを造設した。パウチの交換に支援が必要となり、退院後は父親が自宅で介護をしていた。父親の介護負担が大きくなったため、居宅介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。
ある日、訪問介護員(ホームヘルパー)にAさんから、「今度、父親と温泉に行くことになったが、便のにおいが気になる」と相談があった。
次のうち、訪問介護員(ホームヘルパー)がAさんに勧める食品として、最も適切なものを1つ選びなさい。
ひとつ選ぶと、答え合わせが出ます。
正答と解説を見る
正答は3です。
解説
外出などの予定があるときは、便の臭いを強くする食品を控える工夫があります。ヨーグルトには便の臭いを減らす作用があるとされるため、正答は3です。
- 誤り1チーズは、にんにくやにらと同じく、便の臭いを強くするといわれる食品です。資料3
- 誤り2たまねぎは、便の臭いを強くする食物の一つです。出かける予定があるときにこうした食物を控えると、臭いを減らせることがあります。資料1
- 正答3ヨーグルトやミルクには、便の臭いを減らす作用があるとされています。ストーマのある人が臭いの点で積極的にとる食品にも、ヨーグルトが挙がっています。資料2・4
- 誤り4にらは、にんにくと同じく、便の臭いを強くするといわれる食品です。ストーマのある人が臭いを理由に控えている食品にも、にらが挙がっています。資料3・4
- 誤り5アスパラガスは、にんにくやにらとともに、便の臭いを強くする食品として挙げられています。資料4
根拠資料(4件)
- 資料1日本オストミー協会『ストーマ種類別の特徴』(別のタブで開きます)
- 資料2進藤勝久「Ostomistの術前から社会復帰までの診療とcare」『日本大腸肛門病学会雑誌』第33巻第6号(日本大腸肛門病学会)(別のタブで開きます)
- 資料3當座康弘・永岡勤佐・溝畑秀隆「においを強くする食品摂取後における便臭の濃度」『日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌』第33巻第1号 p.246(日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会)(別のタブで開きます)
- 資料4中村仁美「ストーマ保有者への食品に関するアンケート結果から分かったこと」『日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌』第36巻第1号 p.219(日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会)(別のタブで開きます)
出典:第38回介護福祉士国家試験 問題121(公益財団法人社会福祉振興・試験センター)
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